①熱量が高い。
家庭用LPガスの成分はプロパン(C3H8)とブタン(C4H10)で、都市ガスの主成分はメタン(CH4)です。成分が違うため熱量に差が出ます。LPガスは1㎡あたり約24,000kcal、都市ガスは1㎡あたり約11,000kcalの熱量。プロパンガスは同じ体積で都市ガスの2倍以上の熱を出すことができます。
②災害に強い。
LPガスは各家庭ごとに供給ができる“分散型エネルギー”ですから、災害発生時にガスが止まっても、個別に調査・点検ができるので、都市ガスや電気に比べて早く復旧することができます。東日本大震災を例にとると、LPガスは地震発生から42日目に全面復旧。都市ガスは54日目、電気が全面復旧したのは100日目でした。
③設置が容易。
LPガスは、Liquefied(液化)・Petroleum(石油)・Gas(ガス)。常温では気体であるプロパンとブタンに、圧力をかけたり冷却することで液化したものです。液体なので容器に入れてどこにでも運ぶことができるので、どんな地域でも使うことができます。長い導管が必要な都市ガスに比べて設置がとても容易です。
いろいろ選べるLPガス供給システム。
LPガスの供給システムには、各家庭や集合住宅、店舗や施設など、建物の形態にあわせていくつかの供給システムが選べます。ごく一般的なガスボンベによる個別供給システム、集合住宅などに導入される導管供給システムがありますが、最近よく見かける供給方法は“バルク供給システム”。これまでの容器交換方式に代わるものです。
バルク供給システム
バルク供給は、1997年まではLPガスを多量に使用する事業者向けの供給方式でしたが、法改正により一般家庭でも利用できるようになっています。このシステムは、一般住宅、集合住宅、業務用住宅などに設置されたバルク貯槽または容器に、バルクローリー車で直接LPガスを充てんする供給方式です。スマートな外観で、より安定した供給が可能。ガス漏れ警報器や地震感知器など集中管理できるので安全性の面でも申し分ありません。
“万が一”にいつも備える万全の保安体制。
毎日のように使っているガス。万一のことも毎日ある可能性があります。とくに高齢者社会を迎えたいま、わたしたちはお客様の安全を保つこと最優先に考え、万全の保安体制を整えています。
365日・24時間 保安サービス体制
まさかのガス漏れやガス切れなどの緊急時に備えて、本社と各営業所の担当者が365日24時間いつでも出動できる体制をとっています。緊急連絡を受けるやいなや現場へ急行し、安全確保から応急措置まで速やかに対応。事故を未然に防ぎます。
LOOK24 佐久集中監視センター

LOOK24は、ご家庭とわたしたち長野日石ガスを電話回線で結び安全を守る先進のシステム。ガス漏れやガス器具の長時間にわたるつけっぱなしなどの異常が発生した時に、ガスを自動的に遮断します。外出してからガスの消し忘れに気づいた際も、電話をいただければ対応します。